猫の店番

ペットの移動訪問火葬[アニマルライフケア沼津] 猫の店番

気になるこの木?メタセコイア

秋が深まる今頃

駿東郡長泉町の散骨場所への

道すがら。

 

気になる森があります。

オレンジ色からレンガ色に

黄葉していく木々。

 

気になるこの木は

一体何の木?

長年気にしつつ

黄葉を

楽しませてもらっていました。

辺りを見渡すと 

あちこちに見つかります。

 

駿河平住宅地にも

並木がありました。

木の根元に

チリチリパラパラした

山盛りの葉っぱ。

葉っぱの形をネット検索すると

メタセコイアのようです。

メタセコイアは

2億年前から生きてきた植物。

なので「生きた化石」と言われます。

名前は

「100万年前の気候変動期に

絶滅してしまったと考えられていたけれど 

後で発見された」

という意味の

メタという大切な情報を込めた言葉が

加えられました。

 

英名は、夜明けの赤い木

和名ではアケボノスギと名付けられています。

ヌマスギモドキという別名は

落羽松(ラクウショウ)という別名を持つ

ヌマスギに似ているからです。

 

メタセコイアとラクウショウの違い。

いろいろありますが 

まず葉っぱで見分けられます。

 

メタセコイアは 枝も葉っぱも対生

ラクウショウは 枝も葉っぱも互い違いの互生です。

 

メタセコイアは、ヒノキ科の落葉針葉樹。

針葉樹なのに冬になると

葉っぱを全部 

落としてしまうのです。

ヒノキも 

冬にはたくさん葉っぱが落ちますが

すべて落としきることはなく 青々しています。

針葉樹は冬になると

樹液が不凍液のようになって

寒さで凍らない仕組みだそうです。

 

メタセコイアの冬季対策は

葉っぱを全部落として

余計な水分は体に残さないという

仕組みなのですね。

 

森に生えているなら問題ない

メタセコイアですが

その半端ない落ち葉のせいで

大木が住宅地にあると

切り倒されてしまうこともあります。

確かに

散骨場所で

落ち葉掃きをしている者としては

地所内にメタセコイアが

生えていなくてよかった

と思ってしまいます。

 

落ち葉について疎まれるとしても

メタセコイアの

生命力あふれる佇まいは

とても魅力的です。

 

花ことばに「平和」が与えられている

メタセコイアですが 

1946年に

日本人の学者が中国で発見しました。

保護や普及のためには 

アメリカ人の学者が尽力しました。

中国人と日本人とアメリカ人が

一致し協力しあって

世界中に広めたのです。

 

わずか77年前

中国で見つかった1本の大木

 

今では

世界中に増え広がりました。

 

感慨深い樹木です。